酒田旅行 食事編

酒田旅行での食事

ランチ:海鮮市場二階にある食堂「とびしま」


市場の二階にある評判の食堂、という事で楽しみにしていた海鮮丼: 評判ほどじゃなく、?マーク点滅。これなら、家の近所の魚市場の魚の方がよっぽど新鮮で美味しい、、と残念でした… 




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夕食: 酒田で有名なフランス料理店「ル・ポットフー」にて

http://www.potaufeu.jp/


開高健や丸谷久一、土門拳が愛した料理店「ル・ポットフー」をつくった男、佐藤久一(さとうきゅういち)に関する本があり、母がその話しをしていたのですが、私は読んだ事がなく、とりあへず、創始者はもういない(97年1月死去)けれど、どんな味なのか、今でも美味しいのか、せっかく酒田に来たのだから、という事で行ってみました。

帰ってから家にあったので、読んだ本はこれ↓です。

「世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男は
なぜ忘れ去られたのか」         


岡田芳郎 著  講談社出版


店内をざっとみてお客は私達だけだったのには驚きましたが、グラスワインを頼んでも、ちゃんと白ワイン用のグラスに変え、リストを持ってくるなど、接客がちゃんとしていて、カトラリーなどのしつらえがよく、料理に期待がふくらみました。

料理は、日本でフランス料理に満足した事のない私が、花丸印をだすという味で(東京の名店に行ってもそういう事はないのですが)、庄内平野の野菜や魚の新鮮さが感じられ、素材のもつ味を引き出し生かした料理で、その調理の上手さにビックリしながら味わいました。
また、満足感があるのに、胃は重くならない、という状態だったので、日本人の体質についてもよく考えられた料理なのではないか、とおもいます。

その時は、佐藤久一の事など知らずにひたすら味に感心してきたのですが、後から本を読んで納得。 
亡創始者・佐藤久一の料理への情熱や理念が、どういうわけか、ちゃんとそのまま引き継がれている様でした。(どういうわけか、というのは、上記、佐藤久一に関する本を読んだからなのですが)





濃紺のクロスに、食器など、カトラリーにも好感がもてました。

前菜 : 庄内平野の珍味盛り合せ

スープ:何のスープだったか…ともかく美味しかったという事だけおぼえています。

淡白な魚の味にあわせた、蟹のソースがとても良くあっていて、思い出すとまた何度も食べたくなる味です。




クレームブリュレ:烏骨鶏の玉子をつかっている:カラメルがしっかり苦みがあり、フランスで味わう最高のお店の味に似ていました。




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ランチ:フランス風郷土料理店「欅 けやき」にて




市役所近くで偶然みつけた、フランス風郷土料理店「欅 けやき」は、「ル・ポットフー」を辞めた佐藤久一が、63歳で再出発のために初めたお店です。。この時は、そんな事も知らずに、偶然見つけて入ったのです。 この日はランチメニューだった為もあるのか、昨晩の「ル・ポットフー」ほどの感動はありませんでしたが、共通点を感じました。