『ASTIER de VILLATTE』『アスティエ・ド・ヴィラット』の食器

http://www.hpfmall.com/sp/astier_de_villatte/

『アスティエ・ド・ヴィラット』
『ASTIER de VILLATTE』
173, Rue Saint-Honoré 75001 PARIS

ここのセラミック・陶磁器店は、前から6区のところのお店はアンティークショップのような、ローマ的、美術的な不思議なお店でのぞいた事はありましたが、先日パリ1区・サントノーレ通りにある本店に行ってきました。
美術品を日常にとりいれたパリの陶磁器として、日本でTVや雑誌で紹介していて最近人気らしいので、どれ!とみにいったのです。


入り口 小さくみえますが、店内は奥行きがあります。

このセラミックは、パリの盆地の黒土を使い、白い釉薬をかけた一点一点がすべてハンドメイド。 完全にメイド・イン・パリ、のセラミックとして世界展開しています。
18世紀から続くパリのセラミック・アトリエの伝統に忠実に従いながら、デザインに関しては、幅ひろく、アンティークな風合いでありながらモダンで独創的。
それも、ここをはじめたオーナーがパリのボザー ル(国立美術学校)出身という事もあるかと思います。
私が好きな理由は、この点と、この白い釉薬の下から透ける黒土のグラデーション、ゆがんだフォルムと独特の佇まいです。
店内をながめていたら誘惑にまけ(笑)、2つ器(深皿)を買ってきましたが、どんなお料理も引き立ててくれます。ADELAIDE(アデライド)というシリーズの深皿で、縁につぶつぶがついているのが可愛らしく、そのつぶつぶのおかげで、白い釉薬の下から黒土がまだらにでているのが魅力的。

私が買ってきた深皿 
同じシリーズでも1つ1つハンドメイドなので表情が違います

お料理をいれるとこんな感じに。これは私製トマトのマリネの盛合せ

ただ、お値段は大きさ関係なくどんなものでも1つ60ユーロ(8千円ぐらい)ぐらいからなので気楽に買えるものではないですが、食卓と心はとても楽しくなります。

お店には、亡画家・バルテュスの奥様・節子さんがAstier de Villatte とコラボした猫の置物とお香も置いてありました。奥様は、バルティスの死後、アーティストとして活動しているそうで、ここの経営者と昔からの知り合いとのこと。

この猫とお香が、バルテュスの奥様・節子さん(Mme.Setsuko)
とのコラボ作品  猫というところがいいですね 
口からお香の煙がでるのもいい


入ってすぐの店内  絵付けものもあります

店内は奥行きが深い

奥の部屋にたくさん大きい器やお皿が置いてあります





まるで美術館みたいですが、
置いてあるものは、すべて購入可能

ショーウィンドゥもアンティークな雰囲気が素敵



思い出のビストロ『LE SHEFFER』PARIS 75016

15年以上前に4年間ぐらい住んでいた懐かしのパリ16区・Rue Sheffer・シュフェール通り。 この通りに、私にパリのビストロ料理の美味しさを開眼させてくれたお店があります。
エッフェル塔の全景がみえる事から観光客が集まるシャイヨー宮のある広場・TOROCADEROトロカデロからすぐ近くの通り、そこは高級住宅街・16区。
フランスの伝統的料理をだす大衆食堂であるビストロに対する私の味覚の基礎になっているかもしれないお店。
Palais de Tokyo(現代美術館16区)にきたので、急に思い立って、懐かしのこのお店のビストロ料理が食べたくなり、近いので行ってみました。
15年ぶりぐらいだというのに、そのまま、当時のままの外観で、ちゃんと営業していました!嬉しい!
このビストロの店名となっている通りがRue Shefferで、同じ側のすぐ近くのアパルトマンに住んでいたのです。



このお店のすぐ先にある4年間住んでいたアパルトマンも当時と変わらぬ外観でちゃんとあり、懐かしい!

見覚えのある外観。15年ぶりぐらいにきたな〜
ここの4階に住んでいたのです


しばしアパルトマンの前にいて写真や動画など撮っていましたが↑、なにしろ早くビストロ料理が食べたいので入店。

美味しいビストロとして紹介されたメディアのシールも貼られています
ビストロらしく、とっても小さいテーブルがところ狭しと並んでいます。
店内もそうそうこんな感じだった!と思い出されます。


席は一人だと座れる場所が限られるのと、予約もしていないのに、オーナーが元気よく迎えてくださいました。オーナーのいるカウンターのすぐ横なので、常連客が来ると真っ先にみえる場所、なんとも常連客みたいな気分でした。

カウンターにいるオーナー
サービス係のマダムも感じがよく、すぐに『何を飲まれますか?』と聞いてくれました。
今月のワインは二種類から、オーナーが細かく説明してくれ、そのうちの1つをグラスで注文。 
 お店のおすすめワインは美味しいに決まっています


このお店は何を食べても美味しいはず、と当時の味覚を思い出しながらメニューをじっくりみたところ、まったく当時のままの内容で、これまた嬉しい♪


前菜は、ビストロでしかお目にかかれない、固ゆでたまごマヨネーズ。このお店で一番覚えているのはこの前菜。確かたまごとマヨネーズが絶品だったと・・。
主菜は、ステーキにするか鴨にするか、このお店のステーキはかなり美味しいので迷いましたが鴨の骨つきもも肉を選択。
注文すると、サービス係のマダムが『とっても良い選択!私も今日食べたけど、最高に美味しくて身体にいい組み合わせよ〜〜』と、褒められてしまいました。
このお店、周りをみると、常連客の中に観光客らしい人たちも多く、ステーキ注文している人が多いから、フランス人の大好きなこのお店自慢の鴨のコンフィを注文してくれたのが嬉しかったみたいです。

前菜:oeufs durs mayonnaise  固ゆでたまごマヨネーズ 
なんてことない見た目ですが、自家製マヨネーズが絶品で
たまごにたっぷりつけて幸せ気分。
ぺろっと食べちゃいました

 主菜: Confit de Cannard maison, pommes sautee champigons 
鴨の骨つきもも肉 ポテトとキノコのソテー添え  
運ばれてきた時の香りからしてたまりません
香ばしい良い香り〜〜食欲でちゃう♪


キノコとポテト、新鮮でびっくりするほど美味しい

鴨も皮がパリパリ、身がジューシーで絶品 
さすがお店自慢の鴨のコンフィ!

食後のカフェ 
デザートはここのスフレが食べたかったですが、
お腹いっぱいになってしまいカフェだけに。
カフェもRICHARDのが嬉しい

主菜の頃pm21:00ぐらいには、お客様がひっきりになしに入ってきて空席待ちになるほどの大賑わいでした。お客様は16区という土地柄かなんとなくゴージャスな雰囲気のアメリカ人風が多い感じでしたが、こういうパリらしいビストロは大人気のようです。
懐かしの場所とこの思い出のビストロが健在で、とても嬉しい日でした。

『LE SHEFFER』22, Rue Sheffer 75016 Paris
 TEL : 0147278111

Paris の展覧会から『aquaalta』CELESTE BOURSIER-MOUGENOT

Palais de Tokyo (パレ・ド・トーキョー/現代美術館 75116 Paris)でやっているCELESTE BOURSIER-MOUGENOTの展覧会『acquaalta』をみてきました。
会期13日までなので、間に合ってよかった。Palais de Tokyoは、夜0時までやっているので夕食後に行けるのも助かります。

この作品は、会場が暗闇の運河(ヴェネツィアのような運河)のようになっているところを観客自身で舟をこいで渡るもので、周りからその様子がみられるようになっています。壁面にも朧げな映像がうつしだされています。
舟にのってる人たちは体験型アートにはしゃぎ気味ですが、実際にこいで渡るよりも、はたからみていると面白い。

まるで三途の川をあの世にむかって渡っている人たちにみえます。

ちょうど、舟を漕ぐラインが一列にならぶ場所があり、そこに照明があたるようにしているのもそういう意図を感じさせました。
参加者がいつの間にか舞台を演じる主役になっているという仕掛けです。 

だとすると友達など数人でわいわい言いながらながら一隻に乗らず、一人で漕いでいかなければならない設定にすると、画としてもっと ”三途の川らしい” 臨場感がでるだろうなあ、と思いました。
(ちなみに、作者は、三途の川を表現した、とは言っておりません。私の見方、視点で、水についての考えです。)

CELESTE BOURSIER-MOUGENOT は、1961年生、Sète南仏セート在住。今年の第56回ヴェネツィアビエンナーレのフランス代表アーティストです。
(Biennale d’art contemporain de Venise 9 mai - 22 novembre 2015)








たまに三途の川を渡りきれずにはぐれる舟もあり。(。。という風にみえるという事)

↓『acquaalta』『アックアアルタ』CELESTE BOURSIER-MOUGENOT の会場で撮った動画  音もそのままです。↓↓
画面にはうつっていませんが、壁面にもおぼろげな映像がうつっています




近所の花屋の看板ニャンコ

8月29日のこと
お馴染み♩近所の花屋の看板ニャンコちゃん、店内で隠れてるのを見つけ、呼んだら出てきました♬
そして…なんと‼ 私の手にスリスリスリスリ…猛烈スリスリ
感無量♡ …そうしていると、父親とお花を選んでいた男の子がさわりたくて仕方がない様子で近寄ってきたので、
私 :「可愛いね」
男の子 : 「あんまり長くさわっていないでね」(さわりたくてウズウズ)
仕方ないから、場所をゆずり、「アゴの下をなぜると喜ぶよ」と助言。(笑)
その時の写真です↓
Paris 75018 パリ18区

あれ?いないと思いましたら店内に

呼んだらでてきました

頭や顔をスリスリしてきました♬ かわいい

私の指導のもとに(笑)アゴを撫でる男の子

次の日は・・ ・
ショーウィンドゥのいつもの定位置にいました
ほんとに看板ニャンコちゃんです↓


いつもこの花屋さんの前を通る度に挨拶 いないと気になります