お正月3日に山梨県・河口湖にある「一竹美術館」に行きました。
辻ヶ花という安土桃山時代の染色技術を現代に蘇らせた久保田一竹の美術館です。
http://www.itchiku-museum.com/
新宿バスタからバスであっという間に富士山が目の前に。
車だと運転が疲れるので、今回初めてバスを使ってみましたが、安いし早いし便利でした。
この日は快晴で、富士山がくっきりと見えて素晴らしい姿がみえました。
河口湖駅から河口湖を周遊する赤いルートバス(1番乗り場)が出ていて、それで
久保田一竹美術館へ行けます。 バスの中はほとんど海外の人!車掌さんも英語で頑張っていました。 この辺りは世界中から観光客が来るので、英語ができないとダメです。
美術館へ行く手前に河口湖畔へ降りる道があり、そこを降りてみたところ、なんと富士山の絶景ポイントではありませんか。 おまけに人が全くいなくて温泉宿や建物の人工的なものがないという景色で、これは私のライフワークである「旅する椅子」を撮影するのにぴったり!
という事で撮影に1時間半。。眩しい光の中、とても良い写真が撮れました。
それがこちら↓
「旅する椅子」02-03012017
河口湖, 富士山
「La chaise voyageuse」02-03012017
Mt. Fuji, Kawaguchiko, Yamanashiken, Japan.
©︎Uran-AsakoK.
富士山をバックに撮影する私 |
動画はこちら↓
庭が広いので気持ち良いです |
ガウディ風の入口建物 |
未完成に終わった「宇宙」 連作「光響」の一部 |
本館へのアプローチ |
なんと!肝心の本館の一竹作品を展示している展示室は撮影禁止!!
本館内部は一竹が一生をかけて集めた檜の柱と床の素晴らしい建築物で、
一竹辻ヶ花の着物展示も見応えありました。
なのに、内部は撮影禁止とは、なんて残念。
今時、海外の人もたくさん訪問するので記念に写真を撮りたいと思うでしょうし、
そういう画像がSNSで配信されれば宣伝にもなるでしょうに。
それに、海外の美術館ではフラッシュをたかなければどこでも撮影はOKなのに、
なんで日本の美術館はどこでもダメなところばかりなのでしょうか。
いつも思う残念な事です。
おまけに!この美術館には一竹作品のカタログやハガキすらありませんでした。
いくらなんでもそれはおかしいので、聞いてみると、一竹工房の弟子さん達と
美術館運営の間で、著作権の問題が解決されていないため、との事。。。
天才的な仕事を残した作家の作品の図録がないとは!!
残念すぎる事実です。
展示されている作品はすべて富士山がモチーフとなっていて、
私は一番初期の作品、富士山と樹林を描いた作品に心打たれました。
これはその作品ではないですが、
↓↓
あ〜〜会場風景がいい感じだったので撮れずにつくづく残念!
向こう側のピラミッド型の建物が一竹作品を展示している本館 |
美術館の裏にも広い庭があり、様々なオブジェが置いてありました |
黒沢明の映画にでてきそうな門 |
洞窟?もありました |
洞窟の中にはこんな像が。 |
笹林も風情がありました 山の上までの広い敷地で樹々もたくさんあり寛げました |
美術館内部にある茶室にて 昔一竹がゲストルームにしていた部屋 庭の滝を眺めながらお茶を |
お正月なので、今年の干支の鳥の刺繍がしてある服を |
お抹茶とぜんざい |
帰りのバスから見た夕陽に照らされつつある富士山 |
河口湖駅 |
駅前のお店で山梨名物のほうとうを頂いて帰りました |
食後に、富士山ソフトも頂きました。 せっかくですからね |
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