Asako Konishi: パリの夏空　8/2017

2017/08/07
更新がだいぶ遅れてしまいました😓
ここまで更新していないとどこから書いたらいいものやら、何を載せたらいいものやら分からなくなります。　
少し前からInstagramインスタグラムをはじめたのですが、そちらでは写真をのせるのが主なので、写真は毎日撮っていて気楽に出来ることから、毎日色々載せています。
ブログとシェア出来ればいいのに、と思います。
uran_asakok というアカウントなので、よろしければのぞいて見てください。
このアカウントでは主に「旅する椅子」の作品を。
他に４つアカウントがあり、空と猫と食事と絵日記です。　
空は、パリのアトリエから見える空の写真を中心に毎日載せています。
そして、猫は日本の猫はお留守番中なので、パリや他の国で見かける猫を。
食事はのせたいと思った食事やお菓子など食べ物に関する事を。
そして絵日記は、毎日みた夢を描いてのせています。
絵日記は、７月１日から初めて、継続中。

前置きが長くなりましたが、
6月下旬にパリに来た後に、スイスに12日間ほど行っていました。
スイスでの滞在ではずっと天候に恵まれて、大自然を満喫してきました。
このスイス旅行のことはまた後ほど載せたいと思います。

スイスからパリに戻り、珍しく風邪をひいたりして、パリでの日常を取り戻すのに時間が少々かかりましたが、今私のアトリエのある建物ではほとんどの住民がバカンスに行っていて留守なので、とても静かなのです。
もともと、200世帯が住んで制作しているパリで最大最古のアトリエ群なので、敷地が広く、私のアトリエは3棟あるうちの真ん中で、広い中庭に面している所の６階（アトリエの作りなので普通の建物の８階ぐらい）なので、余計、外部の音が入りにくく、聞こえてくるのは鳥の声ぐらい。　窓が大きいので、空がとても良く見えて自然光がたっぷり、これが精神衛生上、とても助かっています。
まるでどこか見晴らしの良い島にある療養所にいる感じです。

夏以外は、上の階や隣で制作している音や気配というものが聞こえてくるのですが、今は朝から晩までまったくの無音。
私はもともと、騒音に弱いので、これほどシーーンと静まりかえった空間というのはとてもありがたい。
天からのプレゼント、というぐらいに思えます。

それと、私がもう一つ弱いものは、湿気です。
天候や湿度というのは、人間の体調や精神状態にとても影響すると思います。
パリの建物は石造りで、室内にいると夏でも冷んやりしているのですが、その上、湿度が低いので日本のようなジメジメが一切ありません。
ハエや蚊や、他の虫も室内では見かけたことがない。
土のあるところにしかいない感じです。

湿度が低いと、サラサラした空気なので、気分が爽快でいられて、何かを深く考えたり行動したりが楽で、自然にできます。
湿度の高い国としては、過去にラオスに1年間住んだ経験から、思考停止というか、物事を深く考えられなくなるという状態を知っています。湿度の高い国の国民性、がどういう感じかということも分かりました。
日本も湿度が高いので、私には夏は大変です。
まず外に出かけるという事が億劫になりますね。
ずっとクーラーのある部屋にいる、というのも精神衛生上よくないのに。

というわけで、パリがここ数日、猛暑でもなく、ちょうど良い爽やかな天気なので、パリにいる幸せを実感しているところ。
では、街はどうか、というと、サクレクールやルーブルなどの観光地は世界中から集まった観光客であふれています。
観光客はテロなどおかまいなく、ありとあらゆる国から来ていて、一時期減ったのが戻ったようです。　
夏は日が長く、日没が21:20頃ですが、23:00ぐらいまで明るいので、夜も人でにぎわっています。夜のツアー、というのも流行っているようで、自転車でまわる人達も見かけます。
パリジャンやパリジェンヌ達はバカンスにパリを出て、他の国の人達はバカンスでパリに来る、という感じ。
夏のパリは特別な雰囲気を持っているのです。

↓ある日の1日。アトリエから見える空です。
1日で空がこれだけ移り変わります。
毎日の空を撮りはじめてから、どんな具合に変わるか前よりも気にして見るようになりました。　日没の時刻とか、時間にも敏感になりました。
この日は雲が多かったので、いつもより長く見ていました。