埼玉のさいたま新都心にフランスがありました。
今週の動画は↓前から気になっていた人気のパティスリー「アングランパ」さんのご紹介です。
今回は、自分で食べられる限界の量(大食いではないので)のケーキを買ってきて一気に味見をし、好きな順にランキング&レビューをしてみました。あくまで私の個人的な好み、になります。
ただちょっと普通と違うのは、パリ在住歴20年以上の長〜い滞在で、本場の味をよーく知っているグルメな私が感じた感想、という事になります。(結構、貴重 !! 笑)
オススメしたり褒め称えたりして、アングランパさんのいつもの行列がもっと長くなってしまうと困るなあ、と思い控えめに最小限にしました(笑)。
といってもすでに有名で、食べログの埼玉スイーツランキングに上位に入っていて、百名店になっているパティスリーです。グルメの方々はとっくにご存知のお店となります。
埼玉は他県に比べてスイーツのレベルが高いとの事なので、その中で上位なのだからかなりの実力店という事ですね。
私はたまに、フランスがそのまま、フランスの味がそのまま、いやもっと進化した形や味となって日本に存在している事に衝撃を受ける時があります。 見た目がどうとかいう事ではなく、味からじんわりとフランスが伝わってくる、という感じで、知っている味、懐かしい味に日本で出会って嬉しさが込み上げてくる、という感じです。
これを時々食べていれば日本でもずっと生きていけるかも !?と思ってみたりして。
アングランパさんのような本格的なフランスの味を食べて育った日本の(さいたま市の)子ども達は(実際にお店に母親と来ている子どもを何人も見かけましたので)、口が肥えて育つのだから、フランスに行った時、現地の味をどのように感じるのだろうか、違和感なく美味しいと思うか、もしくは日本の方がずっと美味しい、と思うのではないか、等考えを巡らしました。
フランスのパンやビスキュイの美味しさは、現地の空気の中で食べるのが肝心で、現地で食べると感動する美味しさがあります。
日本のお米を日本の水で炊き日本の空気の中で頂くと美味しいと思うのと同じ仕組みです。
そういう意味では、いくら日本で本格的なパティスリーが食べられる、といっても、本場の空気の中で食べた事があるのとないのでは感覚が全く違うのです。
私がパリで最初にパンやフランス料理を食べたのは、2〜3歳の頃。その頃から味の記憶が積み重なっていったわけです。
日本人はとても勉強熱心で、繊細な神経を持ち細かいところに気を配る人が多いので、現地のトップクラスと同等、もしくはそこに日本人としてのアイデンティティと個性を加えて自分なりの味をつくれるシェフやパティシエさんが登場する時代になってきました。
発想の豊かさ、においても遅れをとっているかのようであった日本人が、世界トップクラスの人と渡りあえるような自由な発想を持った人が現れてきています。
フランスと日本の食について、フランスと日本を行ったり来たりの中、食べながら比較文化論的に考えを巡らせてきた私が、最近の日本での長期滞在の中で、”あ!ここにフランスがある”と自然に思ったお店、それが「アングランパ」さんで、それが東京ではなくさいたま新都心にある、というところがまたミソなのです。
パリでいつも食べている、クロワッサン、バゲット、ショッソン・オ・ポム、パンオショコラ、タルト系のようなパリのブランジェリーの定番メニューもアングランパさんに置いてありましたので、次回はそちらを味見したいと思っているところ。
ぜひ、Youtubeをご覧ください。
こちらから↓
【動画に登場するお店】
Patisserie et les Biscuits「UN GRAND PAS」
アングランパさんのHP↓
■週1回アップの予定
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