亡き彫刻家・井出則雄さんの作品と猫



この写真は↓、亡き彫刻家・井出則雄さんの鉄作品『夏の窓』(1978年)の間を器用にくつろぎの場所にしている、愛猫はなちゃん。

葉のような表現部分がとげとげしているので身体にあたって痛くないのかと思いますが、この空間がお気に入り。鉄なので、作品に影響はなさそうですが、最初はひやひやしました。うまく隙間に寝ています。。

この彫刻は、亡父(フランス文学者・小西忠彦)が気にいって井出さんから購入したもの。井出さんとは同じ宮城教育大学で教えていたのもありますが(井出さんは美術学部教授)、気があって親しくお付き合いしていました。父の遺品なので大事にしています。

置かれる空間は、日本間でも洋間でも、真っ白な漆喰のようなマットな壁、作品越しに見える庭の白砂利、日差しのたっぷり入る空間があうと思います。シルエットが壁や床にうつされるような感じが理想ですが、残念ながら現実は狭いところに置かれ猫のくつろぎ場所となっていますので、それは将来の話し。いつか必ずそういう場所に置きたいと思いながら。。。

このページに↓井出則雄カタログ『NORIO IDE』(1979年刊)に父が書いた井出則雄小論が載っています。


3ページ目にこの作品(全体像)が小西忠彦(ご遺族)蔵と書かれて載っています。










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