Leeum サムスン美術館 2 ソウル

Leeum1のつづきーー
Museum2は、韓国の近現代美術と同時代の国際的な現代美術の展示館で、フランスの建築家ジャン・ヌーヴェルの設計ですが、ここは建築物を撮ると作品がうつるので、写真撮影ができず残念。黒い天井と壁、空間に向かってひらかれたボックス型の白い展示室がコントラストがありとてもよかったです。硬質でシャープな印象がありましたが、冷たくなりすぎず、ゆとりをもった空間で作品がのびのびとしている印象でした。
そして、特筆すべきはその収蔵作品の質。国際的な現代美術の方の作品はどれも選んだ人の眼の高さを感じます。韓国を代表する国際的作家であるナムジュン・パイクの作品もパリのパリ市立美術館にある作品よりもはるかによく思えました。空間が良いためなのか、作品自体の質が良いのか、多くの作品に新たな魅力を発見。

入口近くだけ監視員がいないので撮れました

Museum2の出口をみると、アニッシュ・カプーアの赤い円の作品がみえる。

Museum3として、企画展示室と児童教育センターは、オランダの建築家レム・コールハース設計。世界で初めてブラックコンクリートを素材として使ったとの事で、空中に浮いているような未来的なスペース。↓ 
行った時は、韓国の歴史についての企画展示で、韓国人らしき高齢の団体客がたくさん来ていました。白髪の高齢なご婦人に話しかけられたので韓国語が分からず日本語で答えたら、流暢な日本語で返事をされたので『日本語がお上手ですね』と言ったところ、『私達の年代は皆できますよ…』と言われ、日本占領下の展示写真などをみながら複雑な心境でした。
それでもソウルは何泊するのかなど聞かれ、丁寧に挨拶して立ち去られて感じのよいご婦人でした。

入口にむかう長いスロープがとても効果的
ブラックコンクリートがとても美しく、私が家を建てる時には使いたいと思ったほど。

美術館の出入り口の床には、日本人作家、宮島達男(Miyajima Tatsuo)の『境界を越えて』があり、数字が点滅している↓

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