モン・サン=ミシェル  Mont Saint-Michel, France

久しぶりのモン・サン=ミシェル。泊まりで来たのは初めてですが、やはり夜景も見られてゆっくりできるのでとてもいいです。
今回の宿泊先のホテル『La Mère Poulard  ラ・メール・プーラール』は、ふわふわオムレツのレストランで有名な1888年創業の老舗ホテルで、モン・サン=ミシェルの島に入ってすぐの良い立地に何棟もあります。私が泊まったのは、テラスと庭のある1階の離れという感じの建物で、とても静かで良かったです。
ホテルの料金価格表に、pèlerinの文字。これは巡礼者を意味します。
モン・サン=ミシェルは、サンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼の道、「サン・ジャックの道」のフランス側起点の1つとなっている世界遺産の島です。
昔は、満潮になると孤島となったモン・サン=ミシェルは、今のような橋はなく、歩いて渡ったため、途中で満潮を迎えてしまい、たどり着けずに亡くなる巡礼者も多々いたという話しです。
いまは、島の周りには水がほとんどなく、橋も出来ていて、無料のナヴェットバスもでていますが、乾いた地面を歩くと足跡がたくさんあり、なんとなく巡礼者が歩いて渡った跡のような気がしました。
実は母は46年前にここに来ていて、その時に撮った白黒写真はずっと家の玄関にかかっていました。私はその写真をいつもみながら育ったので、脳裏にその光景は焼き付いているのです。 橋などなく水に囲まれて孤島の姿、母の話しでは、往復共、船で渡ったそうで、その写真では島の周りは海だったのを思いだします。
周りの環境は変わりましたが、修道院の形自体はそのまま、また2003年以降、周辺の環境にも気を配っていて、観光バスが乗り入れないようにかなり手前に止まるようにして本来の姿を取り戻すようにしたり、世界遺産として今後どのように残していくか、考えている様です。
早朝の散歩から夕焼け、夜中の夜景まで、時間ごとに変わるその姿を何度もみることができて、その素晴らしい姿に感動しました。
今回は、椅子の作品の写真撮影がメインで、このモン・サン=ミシェルだけで作品集がつくれるほど良い写真をたくさん撮ることができました。


↓写真は、モン・サン=ミシェル1日目から





















乾いて干潟になって、満潮になっても水がきません




















足跡があります

















帆立貝の貝が埋まっていました















巡礼地である意味の帆立貝
サン・ジャックの道のフランス側起点















































名物オムレツを焼く窯



創業者のプーラール婦人の写真がかかっています




じっくりと焼くところをみました。
明日頂くのが楽しみ


釜で薪をつかって焼きます









ホテルの価格表一番上に巡礼者価格が
書いてありました 
これは正規の料金なのか実際には私はもっと安く
泊まりました



夜も修道院は綺麗にライトアップされ
幻想的に浮かび上がっていました












モン・サン=ミシェル  次の日へつづく



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