パリのフレンチ「abri アブリ」Paris. Cuisine française.

2017/08/30
今年3月の投稿にもアップしているパリにくると毎回1度は訪れたいフランス料理店「Abri アブリ」。
今まで何度も行っているこのお店ですが、8月下旬の猛暑がパタッと終わり、バカンスも終わってちょうど営業がはじまったばかりで、ランチの予約がとれたので行ってきました。
実力派日本人シェフによるフレンチのヌーヴェルキュイジーヌのお店です。

このお店のあるMetro.Poissonnièreの1駅むこうのMetro.Cadetに「abri soba アブリそば」というフレンチ「abri」(アブリ) の蕎麦バージョンのお店が昨年末にオープンしたと聞き、前から気になってはいるのですが、まだ行けていません。
なんとなく、蕎麦もいいけれど、この日本人シェフの実力はフレンチで真価がだされる気がしているのもあります。
それほど気に入っている フレンチ「abri アブリ」というわけ。

「abri アブリ」
92 rue du Faubourg-Poissonnière
75010 Paris
Tel : 01 83 97 00 00
メトロ : ポワソニエール/ Poissonnière(7番)
営業時間 : 月-土12h30-14h, 19h30-22h (月曜は昼のみ)




メトロ : ポワソニエール/ Poissonnière(7番)は
オペラ座からメトロですぐです。




Rue du Faubourg-Poissonnière



このそっけない外観も変わらず。
ここがフレンチのお店だとは知らない人は気がつかないかも。









Entrée 前菜
maigre ニシスズキに似た魚のカルパッチョ、桃、トマトのエキスの抽出スープ。
旨味たっぷりでいつもながら素晴らしい前菜。
お皿もマットな質感で縁のゆがみ造形が温かみがあります。




見た目も美しい。
五感を満たす料理です。







Entrée2 前菜2
コック貝coques、アーティチョーク、ニョッキ、オニオンソース
美味しいニョッキと旨味のあるコック貝がオニオンソースの
柔らかい泡に包まれて、かなり好みの一皿でした。









Plat 主菜
仔牛のステーキ
グレーピーソース
見た目でわかる美味しさ。
野菜は新鮮でそのものの味がよくわかる調理で、上品な味。 








Desert デザート
苺のカスタード、キルシュ酒のムースのせ、バニラアイスクリーム
パティシエもいつも素晴らしい。
苺がジューシーでカスタードとよくあっていて全体に満足度が高いデザートでした。








食後はいつもカフェを。
酸味があり私好みではないのが少し残念。






狭すぎる店内の真ん中にあるオープンキッチンでキビキビ働く料理人の姿は見ていて気持ちが良いです。舞台をみているよう。
このキッチンからこの料理、なかなかすごいと毎回感心します。
ここにはクーラーはないので、料理人は大汗をかいていますが、この日の前日は30℃超えの猛暑でしたので、さぞかし大変だっただろうなと思いました。
私としては、涼しくなったら行きたいお店です(笑)






写真はこのお店の天才肌の日本人シェフ・沖山克昭氏。
有名な星付きレストランでの経験をもつ方です。
フランスで活躍する日本人シェフは最近注目されていますが、私はこの方はその日本人シェフの中でもトップだと思うので、もっとメディアにでてもいいのではないかと前から思っています。

この日も繊細さと共に素材の良さを生かした驚きのある味で大満足のお料理でした。
またすぐに行きたくなるお店です。




Photos©︎Uran-AsakoK.
Uran-AsakoK.©droits réservés


0 件のコメント: