開業の4月22日とは私の誕生日で、4月にパリ滞在中、ヴェルサイユ宮殿ヘ行った帰りにバスからこの建物を見つけ、あ!と急いで写真を撮った建物でした。
4月22日にFacebookに写真と共に載せた文がこちら↓
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ヴェルサイユ宮殿からの帰りの市バスから、突然、以前は見かけなかったリンゴのような異彩を放つ形をした建物を見つけ、急いでバスから撮った写真。
ここは島でその上に光輝く丸い形が一瞬で素敵だと思ったのですが、アッという間に通り過ぎ、あれは新しく出来た美術館?ととても興味深く思っていたら、なんと!、日本人建築家の 坂 茂(Ban Shigeru)氏設計のラ・セーヌ・ミュージカルの建物だと分かりました。
そういえば、パリの新聞でもみた気がしたのですが、昨夜日本に帰国後初めて見たTVのニュースでちょうどやっていて、あっ!!あれだ!となったのです。
坂 茂氏といえば、ポンピドゥセンター・メッツを手掛けた著名な建築家で、以前、日放ツーリストによる私のご案内するパリ芸術旅行企画でもとりあげて、パリからメッツまで貸切りバスで行ったほど。 道中、坂茂氏の建築物について画像をお見せしながらレクチャーもしたのでした。 あそこも素晴らしい建築物でしたが、たまたま偶然見かけて写真を撮っておいたこの写真の建築物が坂茂氏の設計だとは。
このラ・セーヌ・ミュージカルは、今日4月22日が開業式典で、偶然、私の誕生日なのもなんだか不思議な感じがします。
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このような文を書いた場所の「La seine musicale」で、Marc Minkowski マルク・ミンコフスキが指揮するモーツァルトのレクイエムの曲にあわせて馬術アーティストのBartabasバルタバスが振付をする馬と音楽(それもレクイエム)の共演スペクタクル、というのであれば、これは観なければ!という事で、だいぶ前に予約して楽しみにしていたのでした。
この共演する馬というのは、Bartabasバルタバスが校長をつとめるベルサイユ馬術アカデミーの馬で、このべルサイユ宮殿にある馬術アカデミーも私は行ったことがあり、馬小屋と演習場を見学し、モーツァルトの曲にあわせての馬の演技(馬術)も観たことがあります。
ですが、バルタバスといえば、なんといっても「ZINGARO ジンガロ劇団」が有名で、この乗馬劇団による演技も何回も観たことがあり、分厚いカタログとDVDも持っているぐらいです。 昨年2016年10月のブログに行った公演のことを書いています。
Bartabas バルタバスの簡単な略歴は以下↓
この共演する馬というのは、Bartabasバルタバスが校長をつとめるベルサイユ馬術アカデミーの馬で、このべルサイユ宮殿にある馬術アカデミーも私は行ったことがあり、馬小屋と演習場を見学し、モーツァルトの曲にあわせての馬の演技(馬術)も観たことがあります。
ですが、バルタバスといえば、なんといっても「ZINGARO ジンガロ劇団」が有名で、この乗馬劇団による演技も何回も観たことがあり、分厚いカタログとDVDも持っているぐらいです。 昨年2016年10月のブログに行った公演のことを書いています。
Bartabas バルタバスの簡単な略歴は以下↓
【19歳でコメディア・テラルラの劇団“アンポルテ劇団”の共同設立者に。
1984年馬が人のように演じる騎馬オペラ・ジンガロ劇団を結成。キャンピングカーで欧州各地を巡演し、高い人気を集める。動物の検疫や広大な会場が必要なことから、海を越えたのは過去にニューヨーク公演のみという“幻の劇団”として知られたが、2005年東京・木場で初来日公演を開催。2009年2度目の来日公演。主な作品に「Triptyk(3部作)」(2000年)、「ルンタ」「バトゥータ」などがある。一方、1993年「ジェリコー・マゼッパ伝説」で映画監督デビュー。ベルサイユ宮殿に開かれた馬術スペクタクルアカデミーの校長を務める。
受賞カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞〔1993年〕「ジェリコー・マゼッパ伝説」】
Marc Minkowski マルク・ミンコフスキの略歴は以下↓
1984年馬が人のように演じる騎馬オペラ・ジンガロ劇団を結成。キャンピングカーで欧州各地を巡演し、高い人気を集める。動物の検疫や広大な会場が必要なことから、海を越えたのは過去にニューヨーク公演のみという“幻の劇団”として知られたが、2005年東京・木場で初来日公演を開催。2009年2度目の来日公演。主な作品に「Triptyk(3部作)」(2000年)、「ルンタ」「バトゥータ」などがある。一方、1993年「ジェリコー・マゼッパ伝説」で映画監督デビュー。ベルサイユ宮殿に開かれた馬術スペクタクルアカデミーの校長を務める。
受賞カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞〔1993年〕「ジェリコー・マゼッパ伝説」】
Marc Minkowski マルク・ミンコフスキの略歴は以下↓
【マルク・ミンコフスキ(1962年10月4日生まれ)は、フランスの指揮者。
パリ生まれ。ロシア生まれのフランスの精神科医ウジェーヌ・ミンコフスキーは父方の祖父、父親は高名な小児科医のアレクサンドル・ミンコフスキ(Alexandre Minkowski)。当初ファゴット奏者として様々な古楽器の合奏団に参加。 1982年にグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊(レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル)を設立。バロック・オペラを中心に活動し、その後各地の歌劇場やオーケストラに招かれる。 レパートリーはバロック音楽が中心だが、古典派やロマン派の音楽も積極的に取り組んでおり、レパートリーは広い。ザルツブルク音楽祭やマーラー室内管弦楽団にも頻繁に客演している。2012年よりザルツブルグ・モーツァルト週間の芸術監督、2016年よりボルドー国立歌劇場(フランス語版)総監督を務める。 無駄のない明るい不純物のない音楽と指揮振りが特徴的である。
この略歴にも書いてある、グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊ーLes Musiciens du Louvreーというのが、今回の演目でレクイエムを演奏した楽団です。
この案内をみて↓ 私の好きな三拍子が揃い踏みなので、すぐに予約をいれたのでした。
パリ生まれ。ロシア生まれのフランスの精神科医ウジェーヌ・ミンコフスキーは父方の祖父、父親は高名な小児科医のアレクサンドル・ミンコフスキ(Alexandre Minkowski)。当初ファゴット奏者として様々な古楽器の合奏団に参加。 1982年にグルノーブル・ルーヴル宮音楽隊(レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル)を設立。バロック・オペラを中心に活動し、その後各地の歌劇場やオーケストラに招かれる。 レパートリーはバロック音楽が中心だが、古典派やロマン派の音楽も積極的に取り組んでおり、レパートリーは広い。ザルツブルク音楽祭やマーラー室内管弦楽団にも頻繁に客演している。2012年よりザルツブルグ・モーツァルト週間の芸術監督、2016年よりボルドー国立歌劇場(フランス語版)総監督を務める。 無駄のない明るい不純物のない音楽と指揮振りが特徴的である。
この略歴にも書いてある、グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊ーLes Musiciens du Louvreーというのが、今回の演目でレクイエムを演奏した楽団です。
この案内をみて↓ 私の好きな三拍子が揃い踏みなので、すぐに予約をいれたのでした。
私の好きな三拍子、とは、まず場所が坂茂(ばんしげる)氏が設計をした今年できたばかりで前から行きたかった”La seine Musicale”であること、曲がモーツァルト"Requiem”なこと、そして、”Bartabasの演出”でヴェルサイユ馬術アカデミーが演ずるということ、の3点です。
前置きが長くなりましたが、ここから写真↓。
まず今回は、La Seine Musicale の建造物を撮らなければ、という事で1時間ぐらいPont de Sevre (セーヴル橋)から全景を撮っていました。
開演が21時からでしたので、19時半ぐらいから、ちょうど夕焼けの時間に撮っていたことになります。
Pont de Sèvre セーヴル橋があり、この橋に来ると、セーヌ川に浮かぶ島、セガン島(Ile Seguin, Boulogne-Billancourt) のルノー自動車工場跡地にできた「La seine musicale ラ・セーヌ・ミュージカル」坂茂氏設計(ばんしげる/ジャン・ド・ガスティーヌ協力)の建物を正面みることができます。
4月上旬に完成間近のこの林檎のような丸い姿を私はこの橋を走るバスの車内から見かけ、なんだろうあれは?と大興奮したのでした。
なんといっても曲線が素晴らしい。
惚れ惚れする曲線です。まわりの空がうつり込んで美しく光っています。
建物に載った木組みとガラスパネルによる球の外側には、船の帆のように大きな太陽パネルが取り付けられ、800㎡もあるこのパネルは、太陽の位置に合わせて回転する仕掛け。
これが太陽光パネルだとは。 よく考えられています。
La seine musicale, Paris, France.
15092017
©️Uran-AsakoK.
「旅する椅子」
ラ・セーヌ・ミュージカル, パリ, フランス
館内は普通の空間で、あの曲線の枠組みはここではみえませんでした。
今回のホール。オーケストラは舞台上にはなく、下の凹みのところに入ります。
音響がよく出来ているのでしょう。実際、舞台から離れた席でしたが、音はよかったです。
会場は満席。私もやっと開いている席をとったので、今回の2日間の奇跡の共演が人気なのがわかります。
「La chaise voyageuse」
La seine musicale, Paris, France.
15092017
©️Uran-AsakoK.
「旅する椅子」
ラ・セーヌ・ミュージカル, パリ, フランス
Photos©︎Uran-AsakoK.
Uran-AsakoK.©droits réservés
ラ・セーヌ・ミュージカル, パリ, フランス
館内は普通の空間で、あの曲線の枠組みはここではみえませんでした。
音響がよく出来ているのでしょう。実際、舞台から離れた席でしたが、音はよかったです。
開演前。軽食や飲み物をとる人たちで賑わっていました。
今回のプログラム。
会場は満席。私もやっと開いている席をとったので、今回の2日間の奇跡の共演が人気なのがわかります。
オーケストラも入場し、いよいよ開演です。
開演中は写真は禁止なので撮れませんでした。
隣の夫婦が話していてうるさいので、シーッと注意しなければならなかったのが残念。マナーとして開演中は話したり歌ったりは問題外ですが、フランスではありがち。
レクイエムの音楽にあわせて隣の旦那さん、鼻歌がでるのが不思議でした。
開演中は写真は禁止なので撮れませんでした。
隣の夫婦が話していてうるさいので、シーッと注意しなければならなかったのが残念。マナーとして開演中は話したり歌ったりは問題外ですが、フランスではありがち。
レクイエムの音楽にあわせて隣の旦那さん、鼻歌がでるのが不思議でした。
またシーッと注意しても「私たちは話してないもん」と言うのがまたなんともいえない。
話してた本人が、話してないもん、ですからね。 パリに住んでいると、またか、となりますけれど。やってないもん、が当たり前ですからね。
でも注意したおかげで、その後は静かになったので助かりました。
話してた本人が、話してないもん、ですからね。 パリに住んでいると、またか、となりますけれど。やってないもん、が当たり前ですからね。
でも注意したおかげで、その後は静かになったので助かりました。
開演中は写真禁止なので、開演後の挨拶だけ。
遠いので鮮明には撮れませんでした。
遠いので鮮明には撮れませんでした。
観た感想としては、馬が曲にあわせて動く様、臨場感はTVでは伝わりませんね。
フランスのTVでARTEアルテという芸術をよく紹介する番組があるのですが、そこで今回のこの舞台を紹介していたのですが、やはり直接見るのと会場でみるのとでは違うと思います。
4拍子の曲にあわせて馬が4拍子のリズムをとって演技するのって、普通じゃないと思いませんか。これは訓練のたまもの。バルタバスの指導の賜物だと思うのです。
白馬がレクイエムの曲にあわせてリズムをとって舞う姿は美しかったです。
それに、レクイエムの演奏も良かったです。
確かにミンコフスキの演奏を評して ”無駄のない明るい不純物のない音楽と指揮振りが特徴的である” というのが分かります。
4拍子の曲にあわせて馬が4拍子のリズムをとって演技するのって、普通じゃないと思いませんか。これは訓練のたまもの。バルタバスの指導の賜物だと思うのです。
白馬がレクイエムの曲にあわせてリズムをとって舞う姿は美しかったです。
それに、レクイエムの演奏も良かったです。
確かにミンコフスキの演奏を評して ”無駄のない明るい不純物のない音楽と指揮振りが特徴的である” というのが分かります。
開演後、あの円形ドームのまわりを散歩しました。
La seine musicale, Paris, France.
15092017
©️Uran-AsakoK.
「旅する椅子」
ラ・セーヌ・ミュージカル, パリ, フランス
入口の広場には巨大なLEDパネルがあり、ここでの演目をうつしだしていました。
Photos©︎Uran-AsakoK.
Uran-AsakoK.©droits réservés
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