おすすめの展覧会 エル・アナツイのアフリカ

先のブログに書いたアール・ブリュット・ジャポネ展の後、やはり同じ埼玉県立近代美術館(北浦和)で7月2日〜8月28日に予定している展覧会『彫刻家エル・アナツイのアフリカ』もおすすめです。
神奈川県立近代美術館・葉山館の方で先にやっていた巡回展ですが、私はこの作家の作品はヴェネツィアビエンナーレでみました。
パリに長期滞在中、ビエンナーレをみにパリからヴェネツィアへ行った事がついこの間のように思い出されます。古い造船所跡という場が現代美術にはとても良くあっていましたが、その中に廃材のビンのふたなどをつかった巨大なタビストリーの様なこの作家の作品があり、スケールの大きさを感じ写真をたくさん撮ったのでよくおぼえているのです。
インスタレーションは展示する場との関係性が重要ですから、埼玉県美ではどのような展示になるか?
まだ先ですが、こちらも是非ご覧になってみてください。
http://www.momas.jp/007sched/7.htm

神奈川県立近代美術館・葉山の時のHP↓
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2010/anatsui/index.html


彫刻家エル・アナツイのアフリカ

7月2日(土)〜8月28日(日)



壁でキラキラと輝く巨大なインスタレーション。そばに寄ると、それらが金属製の瓶のキャップをひとつひとつ繋いでつくられたテキスタイル状の作品であることに驚きます。エル・アナツイ(1944—)は、ガーナ出身、ナイジェリア在住の現代美術作家で、着想の見事さと美しさとで観るひとを圧倒する作品は世界的にも高い評価を得ています。現代美術におけるアフリカの存在感と重要性を存分に味わえるスケールの大きな展覧会です。

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