4月3日(日)のくにたちの講座の日は、桜はまだ完全に開化しておらず寒い日でもあり残念でした。国立の桜(南口)は、一ツ橋大学の先までズラッと左右に素晴らしく見応えのある桜並木です。今ごろは満開でさぞかし素晴らしい眺めでしょう。
今回から講座での受講生さんの作品いくつかをブログに掲載することにしました。
講評をしていて写真を撮るのを忘れてしまう事が多いので、数が少ないのが残念ですが、今後はなるべく忘れずに撮るようにします(ご協力をお願いします)。
以下の作品もまだ途中で完成していませんが、受講生さんが自分の作品の途中段階を客観的に見るためにも良いですので、掲載いたします。講座の時の講評も少しだけ書いておくので参考にしてください。
今回は、パブロ・ピカソの『ギターとグラス、新聞』がテーマとなっている静物画の抽象的コラージュ作品を参考に、『ギター・グラス・新聞』をモチーフとしていれ、構成していきます。
新聞は、LE JOURNALの文字(仏語)の一部、"RNAL", "NAL", "LE JOU", "LE" をいれるようにします。ピカソは文字の一部や形体の一部(部分)をとりだして表現していますが、それはそれぞれの形体がもつ本質的な特徴的な部分をあらわしています。
とりだされた抽象的形体がなにをあらわしているのか、具体的に知ることで面白さが生まれる事から、お渡ししたプリントに掲載してあるピカソのこの一連の作品をよく観察し、考え理解していくのが今回の目的です。具象から抽象へのヒントもそこにはあるのです。
模写をするのはもちろん勉強になりますので、おすすめします。
ですが、自由にやりたいという方は、平面コラージュかレリーフのどちらか、または両方で自分なりにアレンジするのも可能です。
くにたちの桜(まだ五分咲き)。この日は、曇った日で桜が寒々としていました |
いつもにぎやかな国立の南口改札。学生都市で街が計画的に開発されていて気持ちいいです。この時期は素晴らしい桜並木がお出迎えしてくれます |
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受講生Eさんの作品 左の円形や円の部分がギターをあらわしており、グラスは具象的です。ほぼ完成していますが、下のグラスの入り方をなおすようにしましょう。一番大きなレリーフであるギターの部分を土台の色と同じ色にすることで、うまくいっています。新聞の貼付け方、色あいなどにオリジナリティが感じられます。 |
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