この通路は、モナリザに辿り着く為の道としか考えていない人達ばかり。
なんてもったいない。 ダ・ヴィンチの名作が5点も並んでいる、というのに!
気がついて立ち止まる人はわずかなのです。
人がいかに宣伝やブランド力、先入観に目眩まされて惑わされるか、をあらわしているような光景。
確かに、ルーブル美術館に来たら、あのモナリザを見なければ、という気持ちは分かります。 ですが、広い壁に1点だけモナリザがかけられているその特別仕様の壁に、もし岩窟の聖母がかけられていたら、どうでしょうか。
今まで通り過ぎていた作品が、かなり素晴らしい作品だった、という事に気づくはず。 もったいないのです。
ここだけでなく、ルーブルの展示の仕方には疑問を感じる事しばしば。
あのフェルメールの傑作にしても他の作者の作品と一緒に並べ過ぎ。
絵画部門はとにかくずらずらっとやたらとかけている印象で、半分の量に減らしたらかなり見やすくなり、それぞれの作品の良さも伝わりやすくなると思います。
それに展示空間には壁の色や形を変えるなど、変化も必要。キャプションももっと分かりやすく、現代的にしたらいいのに、と久しぶりにまわったルーブルで疲れながら思いました。
2016/08/28
ダ・ヴィンチの名作5点がならぶ通路 |
『岩窟の聖母』
昔美大生の頃、模写したことがありました
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するどい眼力が印象的な肖像作品
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モナリザの前は芸能人を追いかけるパパラッチの人だかりのよう
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