「LEOPORD MUSEUM レオポルト・ミュージアム」Wien, Austria.

ウィーンのメトロU2の駅、”MQ ミュージアムクオーター” は美術館がいくつか集まっていますが、その中で、オーストリアの芸術家:エゴン・シーレの世界的収集の美術館である「LEOPORD MUSEUM レオポルト・ミュージアム」は素晴らしかったです。
まず、入ってすぐの空間ー5階分くらいの天井の高さーに度肝をぬかれます。
その高さの上の方に、大きなエゴン・シーレの白黒の肖像写真があり、下はソファだけ、ほぼ何もない箱状の
吹き抜け空間は、エゴン・シーレの白黒写真だけがあり、この空間がまた光を感じる贅沢で素晴らしい空間です。 スカーッと、気分がのびのびする効果が生まれていました。
レオポルト美術館の空間は、エゴン・シーレの作品がとても大切に扱われていて、作品の展示点数も空間に対して贅沢なもので、じっくりと1つの作品に向き合うことが出来、美術家にとってはとても羨ましくなる美術館です。
この美術館は、ルドルフ&エリザベート・レオポルト夫妻のプライベートなコレクションだった作品の数々が2001年からレオポルト美術館となり、人気の美術館。 エゴン・シーレ・コレクションは、世界最大のもので、この画家の全制作期間を一望できる場所となっています。 
2016/09/03に訪問


Mumok(近代美術館)については、期待はずれでした。ポップアート以降、現代美術中心ではありますが、あまりにもアメリカン。 ポップアートばかりで、今みるとかえって古くさく思えるほどでした。

(忘れないように書いておくと、私はUnescoユネスコの国際アーティストカードをどこの国でも入場の際に提示するのですが、レオポルト美術館もMumokも美術史博物館も無料でした。 宮殿については、ホーフブルクもベルベデーレも割引にもなりませんでした。)




MQミュージアムクウォーターは
総合芸術施設が集まっていて広場にテラスがでていました


広場ではピアノ演奏など音楽の演奏も



向こうにみえるグレーの建物がMUMOK(近代美術館)


MUMOK(近代美術館)


MUMOKの内部空間は興味深い建築物でした




ここから↓レオポルト美術館


エゴン・シーレの美術館
LEOPOLD MUSEUM レオポルト・ミュージアム


入ってすぐの吹き抜け空間 
びっくりの天井高です


上の方にエゴンシーレがうつった白黒写真があり、
展示室の出口通路の窓からみられるように考えられています


スコーンと抜けた空間に差し込む光がいい感じで
のびのびします






ちょうど窓の真ん中にエゴンシーレの写真
がみえるようになっているのです






















広い展示空間に作品が余裕をもって展示されており
作品ごとに壁の色も変えてあり、とてもよく考えら
れていて素晴らしい空間です







落ち着いた壁の色が作品を引き立たせています



年代ごとに順を追ってみていける展示になっていて
じっくりとエゴン・シーレの作品に向き合えます

















展示室の窓からみえる景色



展示室の窓から外がみえるので、外の風景かと思いきや
↓シーレの住んでいた家の画像が!


窓からみえるのは、実際の外の景色ではなく
シーレの自宅という凝った演出







シーレの風景画は心象風景という感じでとても良かったです






まるで絵画のような切り取り窓 


























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